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2018年03月20日

◆ガイアの島。【JEEP島20年の貴重な歴史の中で 02】

さて、今は色んな意味でこの島の原点に立ち帰らなければならない時。そこで今回はこのテーマで。僕が最初にJEEP島で感じた事です。
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この小さな島は、太平洋の赤道付近にポッカリと浮かんでいる。まるでそれ自体が生命を持っているかのように、明るいオーラを放ちながら。

「青い珊瑚礁」とはいえ、もちろん天気の良くない曇った日もある。渡航の初日、残念だなぁと思いながら島に向かう。どんよりとした海、そして灰色の空。
ところがどうだ! 近づくにつれて、辺りが徐々に明るくなってくる。そして島がほぼ視界いっぱいに近付いた時、パッとそこだけ花が咲いたかのように光り輝き、『ようこそ』と微笑みながら島が語りかけてくるような気がするのだ。

この感覚は普通の島なら、なかなか沸いてこない。自分の知っている島を、いくつか思い浮かべてみてもだ。何が違うかというと、まずこの島はとにかく小さい。直径34m。面積的には野球のダイヤモンドを一回り大きくした程度。
でもそこに立派な椰子の木が11本。同じ広さの美しい白砂のビーチ。可愛らしい小屋。まるでオトギ話に出てきそうな不思議な存在感。小さいからこそ、「大自然によって丁寧に象徴的に創られた島」という圧倒的なイマジネーションに包まれる。

天に向かってそびえる椰子、周りを取り囲む珊瑚の群落、そこをキラキラと泳ぐ魚たち。これらはもちろん生物で生きていると、通常ぼくらは認識している。ただ、これらを養っている集合体としてのこの島自体も、『生命を持っている』、そう感じるのだ。

例えば宇宙空間の中で、地球がポッカリと浮かんでいる光景。それを眺めることのできた宇宙飛行士たちは、口々にこう言う。『地球は生きている』。そして『一つの生命体だ』と。

実際に見てなくても、写真を見れば『なるほど』と思う。ガイアの視点からも、それは概念的・イメージ的にも、何となく分かる。広大な宇宙空間の中で、ポツンと青く美しく輝く星は、絶対にそう見えるはずだ。
でも実際生で見たい! この目で見ない事には、もう一つ確かな実感が湧かない。ただ頭だけで考えたものとは違う、一番大事な「リアルに感じる部分」が欲しい!

でもこの島に来ると、それを生で感じる事ができる。地球が創造した生命体としての島。そして宇宙が創造した生命体としての地球。広大な海が宇宙空間だとしたら、この小さな島が地球。
広大な空間の中にポツンとあるからこそ、まさに宇宙飛行士になったかのようにそれを実感できるはずだ。シンボリックに感じられるガイアの島を。難しい理屈なんてそんなにいらない。ただ感じられればいい。

その視点に立つと、この島は常に何かを語りかけてくる。島自体が発する一つの声として、少しずつ聞こえてくる。ちょっとの間だけ、この島の声に耳を傾けてみよう。ぼくらの住む星は、時には厳しくとも、限りなく美しく喜びに溢れているんだよと。物語りを紡ぐような優しい声に…。

是非上陸してみて下さいねっ(^-^)/

三輪アキラ

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